写真注
型番 DS080B−S2G

8.2.@ 新製品 汎用小型器 DSシリーズの構造と材質

  1. 標準材質は、ステンレスとチタン
    新製品汎用小型器DSシリーズは、伝熱能力3倍のコルゲート管を伝熱促進管として使用しています。コルゲート管については、「新製品 コルゲート管熱交換器 DSシリーズ」の写真をご覧下さい。
    このコルゲート管の材質を多種類持つのはコスト的に無駄となりますので、ステンレスではグレードの高い方の材質 SUS316L のみで標準化しています。
    更に、ステンレスよりグレードの高い耐蝕材質として、チタンも標準化しています。即ち、コルゲート管の材質は、SUS316L と TP340,TR270 の2種類に限定しています。
    伝熱管以外の材質は、SUS304、SUS316L、TP340、の3種類に限定しています。
     
     

     
     


  2. 構造図と材質表


    No. 部 品 名 材質の組合せ記号
    S P T
    1 胴側ノズルフランジ SUS304 SUS304 SUS304
    2 胴側ノズル SUS304 SUS316L TTP 340
    3 胴体(シェル) SUS304 SUS316L TTP 340
    4 伝熱管(コルゲート管) SUS316L SUS316L TR 270
    5 タイロッド SUS304 SUS316L TB 340
    6 邪魔板(バッフル) SUS304 SUS316L TP 340
    7 管板 SUS304 SUS316L TB 340
    8 管側ノズル SUS304 SUS316L TTP 340
    9 管側ノズルフランジ SUS304 SUS304 SUS304
    10 ソケット SUS304 SUS316L TB 340
    11 プラグ SUS304 SUS316 TB 340

    注)材質記号Tの時は、管側ノズルの形状は異なります。

  3. DSシリーズは、1部品の熱交換器
    コルゲート管熱交換器 DSシリーズは、管外(胴)側1流路、管内側1流路の、いわゆる1−1タイプの多管円筒形熱交換器です。
    平滑管式で最も多いのは、管内側2流路の1−2タイプです。この違いを関係づけると、DSを2本並べて管長を1.5倍に伸ばして直列で合体すれば、1-2タイプの伝面3倍の平滑管式と同じ大きさとなります。
    コルゲート管熱交換器DSシリーズが、1−1タイプであるのは、伝熱能力3倍の利点の結果なのです。

    そして、DSシリーズは、1−1タイプの利点を生かして、固定管板型の胴部分のみで熱交換器を構成します。即ち、DSシリーズは、1部品の熱交換器です。
    1−1タイプですから、完全向流です。従ってクーラーにおいては、冷却水の入口近くまで冷却することも可能です。


    安い 小さい コルゲート管熱交換器DSシリーズ


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