3.1.C関連商品・付属品

真空ポンプ用セパレーター
水環真空ポンプは、内部シールと熱除去のために、補給水を連続的に供給する必要があります。従って、排気ガスと共に補給水が排出されますから、真空ポンプの後にセパレーターを設置して、排気と排水を分離する必要があります。セパレーターは、必然的付属品とお考え下さい。
補給水ワンパス用としては、CT型消音セパレーター、
(排気ガスを大気放出する場合も考えて、内部に消音機構を保持しています。)
補給水クーラー循環用としては、CR型セパレーターがあります。

真空用逆止弁 VSK
バルブメーカーの汎用逆止弁は、水用のため弁体が重く、真空用途に使うと圧損(圧力損失)が大きく、真空ポンプの性能を著しく損ないます。
  スイング式 圧損大の上にチャタリングを起こしやすい。
  二つ割式  小型は特に圧損大であり、上下方向設置では作動不良を起こしやすい。
これらの欠点のため、真空用逆支弁として自社開発したものが、VSKです。
真空用逆止弁 VSK はリフト式で、弁体を軽くするため薄い円板状のものとしています。
圧損を小さくするため、有効断面積が口径にほぼ等しくなるようにしています。
材質は、全ステンレス製を標準としています。

サイクロン
真空ポンプで吸引する空気には、ダストやミストが含まれている場合もあります。水環真空ポンプは、ミストの吸込みには強いのですが、ダストを定常的に吸込みますとポンプ内にダストが蓄積し、ポンプ内部を摩耗することになります。そのため、ポンプの吸込側にダスト分離のサイクロンをつける必要があります。用途に応じて前置サイクロンも製作致します。
サイクロンでは、10μ以下の微粒子は分離できません。しかし、砂のようなものは10μ以下の微粒子でもポンプ内では蓄積しポンプを摩耗することになりますが、(株)水環技研では、そのようなスラリー吸込にも対応できる真空ポンプも製作しております。



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